運航乗務員/機長
2014年入社
この仕事を選んだ理由は?
日本への留学で夢が実現
パイロットになることが幼い頃からの夢で、マレーシアから日本の大学に留学し、卒業後に夢を叶えるために日本の航空大学校に入学しました。Peachを知ったのはその頃です。LCCが日本にもできると聞いて興味を持ち始め、さまざまな国籍の人が働く多様性に満ちた会社であることに魅力を感じました。また、実力に応じた昇格プログラムがあると知り、挑戦心が芽生えて入社しました。
入社後の研修期間は、空港ターミナルでのお客様のご案内や搭乗手続きのサポート、オフィスでの運航管理などさまざまな業務に携わり、たくさんの人のサポートがあって初めてフライトが成り立つのだと実感しました。パイロットになった今も、「私が飛行機を飛ばしている」とは思っていません。フライトに向かう気持ちのベースには、研修時に抱いた感謝が深く根付いています。
仕事内容・苦労・魅力について
想定外に備え、常に心に余裕を持つ
パイロットは、何百人ものお客様の命を預かるという重い責務を担っています。特に機長は運航の最終責任者です。燃油量や高度の選定、フライト中に雷雲に遭遇した場合の回避方法など、決断に迫られる場面が多く、常に「これがベストな選択か」と自問自答する日々です。また、全てのクルーへの影響力の大きさも実感しています。天候の影響などでスケジュールに遅延が出ることもありますが、私が焦れば全クルーが不安に陥ってしまうため、安全運航のためにはいかなるときも平常心で行動することが大切です。そのために、日常生活から「早めに準備する」「視野を広く持つ」ことで心に余裕を持ち、運航中に想定外の事態が発生したときこそ100%の力を発揮できるように備えています。
無事にフライトを終え、飛行機から降りていくお客様の姿や、コックピットに向かって笑顔で手を振ってくださる姿を見られると、日々の努力が報われたようで嬉しくなりますね。
多様性が拓く未来の可能性
フライトには、客室乗務員や整備士、運航管理者など、さまざまな職種のスタッフが関わっており、それぞれに経験や知識、価値観が異なります。そして異なるからこそ、一人ひとりが持つ能力やアイデアには価値があるのです。私の役割は、全てのスタッフがその力を最大限に発揮できるように、飛行計画段階から相手の言葉に耳を傾け、尊重し、ベストなアイデアを引き出すこと。これは、副操縦士だった頃から一緒に飛んできた機長の姿を見て学んだことです。
こうしたポジティブなコミュニケーションができるのも、多様な人材が働くPeachの魅力の一つです。国籍の違う人や前職で多様な経験を積んだ人、豊富な知識を持つ人がたくさんいるPeachには、その人の数だけ未来への可能性があふれています。彼らとフランクに話すことで多様な価値観や考え方に触れられ、私自身の視野も広がっているのを感じますね。
Peach人に必要なことは?
変化に対応できること
フライト中は想定外の状況に遭遇することもあります。また、天候も一緒に飛ぶクルーも路線の特徴も毎回違うため、フライトは常に新しいチャレンジです。乗務員だけでなく、他の職種でもチャレンジする場面の多いPeachでは、変化し続ける状況にも柔軟に対応できる力が求められると思います。
座右の銘