整備/スタッフ
2011年
この仕事を選んだ理由は?
日本初のLCCをゼロから
大きくしていくおもしろさ
航空関連の大学を出て軍用機メーカーに就職し、エンジニアとして航空機の設計に長年携わってきましたが、日本初のLCCができると聞いて興味をもちました。エアラインのスタートアップに参画できる。しかも日本初のLCC。「こんな機会は一生ない。これは挑戦するしかない!」と思い、これまでに培った設計のプロセスや航空機の構造の知識を、旗揚げしたばかりのPeachの現場で試そうと決意しました。
実際に、前職での設計経験が今の仕事にすごく役立っているんです。航空機の設計士は力学的なことから、細かい部位やパーツの構造、強度、素材、形状などすべてを理解していないとできない仕事です。そこで培った「設計士目線の知識」が、今の整備スタッフの仕事のベースになっていると思います。
仕事内容・苦労・魅力について
「整備のための品質」を
整備するのが使命
航空機整備は、不具合を最小限にし、航空機の安全性を常に維持させることが使命です。そのための様々な業務をしていますが、主な仕事は整備士が使用する整備手順書の作成と、部品メーカーとの調整(設計の改善提案・機体のオーダーなど)です。LCCと聞くと「安全性は大丈夫?」と誤解されがちですが、Peachでは整備や部品に求めるレベルが非常に高く、整備品質には一切妥協しません。
また、この想いを、一緒に仕事を進めるパートナーである海外の協力会社にも理解してもらうことが必要です。言語も価値観も異なるなかでPeachのジャパン・クオリティを担保することは想像以上に難しいですが、先方の担当者が納得できる材料を集めて、論理的なコミュニケーションを心掛けています。整備品質を極限まで高めるために、黙々と作業するのではなく他部署や社外と交渉するということも、この仕事の難しさであり、おもしろさだと思います。
闘志なき挑戦はPeachにはない
メーカー時代と違い、Peachのオフィスは空港施設内にあるので、お客様と近い場所にあるといえます。自分の仕事を提供するお客様が見えるということは、責任感とやりがいに繋がります。現場で業務する整備士も、お客様と近い場所で作業しているので、スタッフ全員が共通の想いをもっています。前職では機械やモニターと向き合うだけの毎日でしたが、Peachに入社してからは、その点が大きく変わりました。
また、海外研修への参加をはじめ、自身のスキルアップに関して、幅広くチャレンジができます。決まった研修制度はなく、自分で見つけてきて上司に提案します。もちろん何でもかんでもOKというわけではなく、しっかりとした理由やビジョンが問われます。なぜその知識や技術を身につけたいか、どうやって活かしたいか、Peachでの業務にどのように役立てるのか。闘志なき挑戦はPeachにはありません。日々の業務で鍛えられることに加え、最先端の知識を取り入れて自身のレベルを自らの行動で高めていける環境があるのもPeachの魅力のひとつですね。
Peach人に必要なことは?
向上心があるかどうか
Peachのスタッフは一つひとつのことに対して求めるものが高く、「こうしたらもっと良くなるんじゃないか」ということを常に考える人が多いです。真面目で志が高いけれど、決して堅苦しくない。遊び心をもって楽しんで働ける人が合うと思います。あとは、日々進化する航空技術を学ぼうという向上心があるかどうか。Peachには学びをサポートしてくれる風土があるので、航空機整備のプロとしてスキルアップしたい人にはピッタリの環境ですね。
座右の銘